waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

「ノンサー、ノンゼミ、ノンバイトの就活」についての所感

ノンサー(サークルに入っていない)、ノンゼミ(ゼミに入っていない)、ノンバイト(バイトもしていない)という、「ほとんどニート同然」の学生がいる。そういう学生は就活で困るらしい。自分はそうではないから聞いた話だ。実際、私の周りでも一人だけいた。

彼は大学3年間ずっと簿記の勉強をしていたらしい。結果、簿記2級までは取得できたが、1級は敢え無く撃沈してしまい就活に突入した。彼の悩みは「就活でアピールすることがない」ということだった。傍から見ていて大変そうだった。

「就活でアピールすることがない」というのは実際ほとんどの学生がそうであると思うし、私自身もそうだ。自己PRに書いたことは嘘偽りないが、相当頭を捻らせた結果生み出したものである。

ヒアリングを重ねると殆どの学生は「何もしていないわけではない」のである。先に出した簿記の勉強をしていた彼も「資格試験の勉強を頑張って」いたし、掘り下げてみれば「GPAは3.4以上」だった。

どんな学生でも寝ていて単位が降りるほど甘くはないため、何か頑張ったこと自分的には頑張ってなくても興味があることくらいはあったはずなのである。勉強にしても遊びにしても。

極論、「寝るのが大好きで殆ど学校以外は寝てました」という学生でも正直に「寝るのが大好きです」と言っておけばいいのである。何が問題かってその「寝ていた」というような要素と企業の求めている人材像が全く関連していないことが問題である。寝ることの幸せについて考えて、なぜ自分が寝るのか、他のことより寝ることがなぜ楽しいのか、それを理論的に説明できると思うし、今はできなくても調べてどうにかなるだろう。

何もしていない人間などいない。自分と企業のマッチングを上手くできるかが問題なのであって、それ以上でも以下でもないのである。