自作PCにおけるケースの選び方
こんにちはwaniwaniです。今回は先日のアンケート(下記)で票の多かったケースの選び方について共有していきたいなと思います。
今後も参考にならない記事を投下しますが、どんな参考にならない記事が見たいか教えてください(調子乗り男)
— waniwani (@waniwani517) 2020年7月17日
とはいえ、皆様の懐事情などもありますので、あくまで参考までにお願いします。
※前回も書きましたが、あくまでこの記事は「小説」だと思ってみてください。ノンフィクションですが、事実に基づいて書かれた「ドキュメンタリー」です。
①ケースの種類について
まずPCケースの種類が多くてわかりづらい問題を解決していこうと思います。
ほんといろいろあってわかりにくいと思います。僕も未だに分からないこと多いです。
一般的に「フルタワー」「ミドルタワー」「ミニタワー」「その他(スリムなど)」の4種類に大別できます。ただ、2020年7月現在は「フルタワー」と「ミドルタワー」の明確な違いはないです。ミドルタワーと紹介されていても、実際にはフルタワー並の拡張性があるケースもあります。
この辺りは明確な基準はなく、基本的に「パっと見」の感覚です。「フルタワー=大きい」「ミドルタワー=中くらい」「ミニタワー=小さめ」くらいに思っておいてくれたら大丈夫だと思います。
②各ケースのメリット・デメリット、おすすめは?
今はいろんなケースが出ていて、めちゃくちゃ選択肢が広いので、ざっくりお伝えします。
こんな感じです(大きさは大きいものほど悪い評価です)
フルタワーは拡張性にステータス全振りしてるので、拡張性バカです。本格的なサーバーや本格水冷PCを作りたい人はフルタワーをお勧めしますが、それ以外の目的ならミドルタワー以下の大きさをお勧めします。
ミドルタワーが最もベーシックでお勧めです。最も種類も多く、各社が力を入れているラインになりますので、デザインや価格で自分に合ったものを選びやすいのも特徴です。
ミニタワーはミドルタワーの良いところを残しつつ、小型化したような感じです。海外ではあまり人気のない大きさにはなりますが、日本のような狭い住環境には適している大きさかなと思います。ミニタワーもお勧めです。
スリムタワーはゲーミングPCを作る場合にはグラフィックボードがロープロファイルのみ対応になってしまうなど、非常に拡張性に問題が出やすいので、避けたほうがいいでしょう。
③何にこだわったら良い?
前のCPUクーラーの話でもそうでしたが、本当に人それぞれです。
ただ、CPUクーラーなどのパーツと違って、一番目に入る部分なので、気に入ったものを使ったほうがいいと思います。
簡単に取り変えたりできないですし、売ったりも難しいので、ほぼ壊れるまでずっと使い続けることを考えると、やはりある程度お金をかけて気に入ったものを買うほうがいいのかなと思っています。
実体験として、今僕の家には余ったケースが処分しても1つ余っていることを考えるとわかりやすいかと思います。残念ながら使わないケースはめちゃくちゃ邪魔です。
最近は給付金の10万円のことがあって、激安PCを組むのが流行っているみたいですが、もう少し予算足して、ケースはお気に入りのものを買ったほうがいいのかなぁとは思います。
④他にもろもろ注意したほうがいいこと(追記するかも)
ざっくりと書いときますが、また追記するかもしれません。
【フロントDVDドライブ(BDドライブ)を搭載するのか】
昔の自作PCといえば基本的についてる(つける)ものでしたが、今は光回線の普及やWEBサービスの普及と共にDVDやBDを見る機会も減ってきましたし、必要ないかなと思ってます。外付けドライブもありますし。必要な方は搭載できるケースを購入してください。最近のケースだと選択肢はかなり限られますので注意。
【裏配線について】
安いケースや小さめのケースに多いですが、初心者の方は裏配線用のスペースが少ないケースはできるだけ避けましょう。
⑤ミドルタワーのおすすめケースを教えれ!!
基本的には価格.comを見て気に入ったものを使ってもらったほうが良いと思いますが、価格別に僕のおすすめのケースを書いておきます。
【~5000円(激安系)】
SAMA 黒鴉(kurogarasu)
SAMA 左側面が強化ガラス(透明)のATXマザー対応ミドルタワーPCケース JAX-03W (黒鴉 kurogarasu)
- 発売日: 2019/12/07
- メディア: Personal Computers
安いケースです。安いケースにありがちなアクリルパネルではなく、強化ガラスパネルなのがGOODポイント。ただ全体的な質感や作りなどはイマイチのように感じました。
コスパは高いです。
【~10000円(普通)】
NZXT H510
(多分)日本で一番今売れているであろうケースです。売れてるだけあって、めちゃくちゃ良いです。値段も手ごろで、 Amazon実売価格9,440円と1万円切り。
欠点は「360㎜ラジエーターが搭載できないこと」と「フロントのインターフェイスが少ない(Type-CとType-Aが一つずつ+4極オーディオのみ(マイクとイヤホンや一緒になったやつ))こと」です。
165㎜までのハイエンド空冷クーラー(noctuaのNH-D15など)も搭載できる。
見た目もかっこいい。手放しでおすすめできるケースですね。
【10000円~20000円】
Fractal Design Define 7 Compact TG
Fractal Design Define 7 コンパクトブラックつや消しアルミニウム/スチールATX コンパクトサイレント FD-C-DEF7C-02
- 発売日: 2020/06/03
- メディア: Personal Computers
最近発売された昔からある「Define」シリーズの最新モデルです。Compactが付かない普通の「Define 7」もありますが、あちらはもう少し価格が高いです。あちらもお勧めですが、こちらのほうが価格や大きさ的にもお勧めです。
フロントI/Oも充実しておりGOOD。質感も◎。
ただ、裏配線用のスペースが狭いこともあり、初心者の方は組立でやや難儀する可能性があるので注意してください。
Corsair Obsidian 500D
Corsair Obsidian 500D ミドルタワー型PCケース [強化ガラスモデル] CS7058 CC-9011116-WW
- 発売日: 2018/01/27
- メディア: Personal Computers
一昨年に発売されたケースですが、めちゃくちゃかっこいいです。Corsairのケースはデザイン性が高く、世界的にも人気が高いケースメーカーです(ほかのPCパーツも人気)。
ミドルタワーにしては、やや大きめのケースなので、注意が必要ですが、その分内部のメンテナンス性は十分で、今後光らせてかっこいいPCにバージョンアップさせたい方や、本格水冷にチャレンジしたい方にお勧めです。もちろん前面I/Oも必要十分確保されています。
【20000円~】※ここからはやや趣味になります
Fractal Design Define 7 TG
Fractal Design Define 7 Black TG ミドルタワーPCケース E-ATX 対応 強化ガラスモデル FD-C-DEF7A-02 CS7695
- 発売日: 2020/02/28
- メディア: Personal Computers
お金をかけても良いから、今後の拡張性や使い方をとりあえず考えずに、使いやすいケースを選ぶとこれです。万人におすすめできるケースです。
質感、拡張性、大きさ、全てにおいて平均点以上。そんなケースです。
be quiet! SILENT BASE 801 Window
オウルテック be quiet! ミドルタワーケース Silent Base 801 倒立レイアウト採用 強化ガラスサイドウィンドウ 3年保証 ブラック × オレンジ BGW28
- 発売日: 2019/02/15
- メディア: Personal Computers
僕の使ってるケースです。このケースは静穏性に特化したケースですが、それだけではなく、倒立配置に対応しているのもポイントです。詳しいことは割愛しますが、良いケースですよ(適当)。
⑥結論・総評
・最初はミドルタワーがおすすめ(フルタワーはデカすぎ、ミニタワーは拡張性が△)
・安いケースはどうやっても安いなりの作りや拡張性
・安いケースも良いけど、後から替えが効きにくい(買い替えたら邪魔になる)
・自分が気に入ったものを使うのが一番良い(デザイン含め)
・毎日目に入るので、費用対満足度は高い。
・be quiet!は正義(高いけど)