waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

【中学生・高校生向け】大学は行ったほうがいいのか?

皆さんこんにちは。前の記事で触れてませんでしたが、高卒就職希望者の就職はどうしたらよいのか?という質問がありました。

僕の一般的な回答としては、「大学に進学した方がお得だよね」という回答ですが、なぜ大学に進学した方が良いのか解説したいと思いましたので、再度記事にさせていただきました(ツイッターでは文字数が少なすぎます)。

※別に個人に向けて書いているわけではないし、僕と関わってくださっている方の学歴や職業で差別をしているつもりもないです。やや批判的な内容も含みながらの話題になりますが、嫌わないでいただけたら幸いです。

 

前記事はこちら

yanapee0517.hatenablog.com

 

 改めて結論だけ伝えると、基本的には「大学は行ったほうが良い(無難)」です。

このあと、統計値なども見ながら、合理的に大学に進学した方がいい理由を説明します。

この話をする前に一つ注意点です。「私は高卒だけど〇〇だよ!」という批判は受付けられません。なぜなら、あなたが成功しているだけで、本人がそうなるかとは全く別の問題だからです。あくまで、一般論の話を今回はさせてください。僕の自論は最後に書いてます。

何度もお伝えしますが、本人の自由意思によって仕事は決まりますし、努力するもしないも、成功するしないも個人の責任・個人の成果です。

何を信じるかはその人次第なので、決して僕の話も鵜呑みにせず、よく考えて責任をもって選択をしてください。その選択の手伝いを僕はさせていただきたいと思っています。

 

 

【大卒者の就職・高卒者の就職】

日本における就活市場はすでに「大学の新卒採用」がメインです。この記事を見てください。

resemom.jp

すでに、日本における大学進学率は50%を上回っています。つまり、高卒者は残念ながら少数派になっています。これは今後もますますそうなると思います。

卒業者の就職先については、高卒者の正規雇用(簡単に言えば正社員雇用)が就職者のうち「17.5%」。大卒者の正規雇用が就職者のうち「75.9%」。

一面的な見方かもしれませんが、大学を卒業した方が「正社員になれる可能性が高い」のです。逆を言えば、高卒者の就職は非正規(アルバイトや派遣、契約社員)になる確率が高いということです。

要約 … 高卒だと正社員になりにくい。大卒だと高卒よりはなりやすい。

 

【大卒者の年収・高卒者の年収】

年収の面ではどうでしょうか?この記事を見てください。

www.nenshuu.net

平均値ではありますが、高卒者の生涯年収が「2億730万円」に対して、大卒者の生涯年収は「2億7000万円」です。その差は約6000万円です。

私立の理系大学の学費が平均「550万円」。大学在学中は一人暮らしをするとして、1か月あたりの生活費が「15万円」とすると、4年間で「720万円」ですから、学費と生活費それぞれを大卒者の生涯年収から差し引いても4000万円以上は得です。

4000万円という数字に実感が湧きにくいと思うのですが、4000万円あったら(場所にもよりますが)家が買えます(語弊がありましたが、高卒者だからといって家が買えないということではありません)。

要約 … 高卒と大卒では約4000万円の生涯年収の差がある。

 

【大学に行くことをお金以外の面で勧めるなら?】

まず質問です。皆さん夢はありますか?

明確にやりたい仕事があって、それで生活をしていく自信がありますか?あるのであれば、その夢のために頑張ってほしいです。

夢がない方、もしくは明確にやりたい仕事が見つかってない方、またはそれで生活ができるかわからなくて決められない方。ぜひ大学に行ってください。そして「考える時間を持って」ください。

高卒じゃないとできない仕事は僕の知る限りないです。ただ大卒じゃないとできない仕事はいくらでもあります。例えば極端な例ですが「医者」ですね。医者は全員大卒です(当たり前ですが、医学部を出て、医師免許を取ってます)。ほかにも、大卒しか採用をしない企業はいくらでもあります。

つまり、大学に行くということは「選択肢が広がる」ということです。

大学在学中はかなり自由です。理系でも文系でも自分の時間を持てないようなことはないと思います。その間に自分の夢を探してもいいし、夢が見つかったらそのために自分のスキルを磨いてもいい。

夢はまだ見つかってないがとりあえず高卒で就職した、もしくはあたらしい夢が見つかった時に、その夢が「大卒しかNG」だったらどうしますか?夢諦めますか?

明確な夢がない方は「未来の自分が夢を諦めないため」に、大学に行ってください。自分の将来のための投資です。

要約…夢が分からない人は大学に行って、自分を見つめなおす余裕を持とう。自分の選択肢を広くしよう。

 

 

【どんな大学に行ったらいいですか】

批判を生むし、嫌われるので書きたくないのですが…

最低限でもMARCH(明治大学青山学院大学立教大学中央大学、法政大学)以上の学歴は必要だと思います。誰でもはいれるような大学に行くのであれば、極端な話「行く必要がない」とまで思っています。

なので、勉強してください。MARCHなら頑張ったらいけると思います。

残念ながら大卒者のなかでも差別はあります。学校差別です。これについては過去の記事を読んでください。

yanapee0517.hatenablog.com

 

 

【とはいえ…(自論)】

ここまで、大学に行くべき理由を説明しましたが、これは今までの考え方でしかないです。日本社会全体の構造が「今こうである(こういう傾向がある)」ということを示したに過ぎません。

一般企業が大卒者を好む「傾向にある」だけで、今後この傾向がどうなるか分かりません。

事実、皆さんよくご存じのグーグルやアップルなんかは入社に対して「大卒資格」を求めていません。彼らにとって、学歴なんてものは些末なことなんですね。今後の世界標準は大卒ではなくなるのかもしれません。

先の記事でも書きましたが、今後は個人の能力が評価される時代に突入していくと思います。その時に学歴なんてものはあんまり役に立たなくなってるかもしれません。

「じゃあ僕は大学行きません!」という方もいると思います。どうぞ自由にしてください。大卒でも高卒でも結局努力しないといけないことに変わりはないです。

今は勉強しようと思えばいくらでも勉強できるし、自分の腕で稼ぐ方法なんていくらでもあると思います。大学に行くのはそれが分からないからです。

あくまで世の中の大多数は「消費者」であることを認識して、自分もその消費者だという認識があるのであれば、ぜひ大学に行かれることをお勧めします。

自分は目的のために勉強もできるし、それで成功できる、成功するまで頑張ることができる。そういう方は、ぜひ大学なんて行かずに、勉強して、努力して、自分の夢をかなえてください。

いずれにしても「何らかの仕事をして、お金を稼いで生活をする」という行動を99%の人がしますので。

 

以上、何かの参考になればと思います。