waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

俺はダンゼン、「外村(妹)」派である!

ちょっとここ1週間引きこもって漫画を貪るように読んでいました。既読のものから、未読のものまで有名作品もそうですが、中堅・無名作品まで大体20作くらい。その中でも(改めて)イイな~と思った作品は「いちご100%」でした。

いちご100%週刊少年ジャンプで2002年から2005年まで連載された、学園ハーレムラブコメ作品です。今の20代の男性は殆どが読んだんじゃないですかね。それくらい当時は(色々なイミで)人気でした。

改めて、「いちご100%」略して「いち100(イチヒャク)」を読もうと思ったのかと言うと、自分の恋愛観がイマイチ分からなくなってたからなんですよ。「いち100」を読むまでに、「モテキ」とか「スクラン」とか「ラブひな」を読んだのですが、どれもイマイチピンと来ませんでした。それは多分、それぞれの主人公に自分を重ねられなかったからだと思っています。いやいや、「いち100」の主人公(真中)に自分を重ねたわけではありませんけどね。それでなくても、どこか主人公には胡散臭さというかそういうものを感じていました。

でも「いち100」はリアル感がすごいんですよね。もちろん漫画ですし、少年誌ですから、「エッチなノリ」やハプニングはあります。それでも、女性の心情の描き方は他の作品に比べて秀逸ですし、いわゆる「ご都合主義」ではないように感じました。

「いち100」には「方角」にちなんだヒロインが登場します。「大路さつき」「城綾」「西野つかさ」「戸唯」、基本的にこの4人がメインで物語は進んでいきます。

それぞれの特徴については省きますが、私は4人の中では「あやちゃん(東城綾)」が一番好きです。巨乳だから…ではなく、清楚だから…ではなく(いやいやそれらもあるんですがね)、一番性格が悪いからです。

他の3人は、性格が良すぎるんですよ。さつきにしても、つかさにしても、ゆいにしても、主人公に振り回されすぎ。でも結局「好きだから」という理由だけで優柔不断な主人公を許してしまう。そんな女性に僕は魅力を感じることがあまりできませんでした。(もちろん、それぞれに「イイな」と思う部分はありますよ。)

でも「あやちゃん」は違います。あやちゃんは自分の中に芯があるように思いました。行動原理が自分にあるんですよね。小説にしても、高校受験にしても、主人公のことなんか半分放っておいて、きちんと自立して、行動し、おまけに結果も残している。それでいて、主人公への思いはそれぞれと同じくらいある。それはある意味「彼氏より自分」すなわち、自己中心的と言えます。それってめちゃくちゃ魅力的じゃないですか?

ただ、あやちゃんよりも魅力的だと思うのは「外村美鈴ちゃん」ですね。彼女は作品のなかでも特に自己中心的です。それゆえ、芯がある。それはもう太すぎるほどの芯があります。自分のしたいことのためには、他人の迷惑も厭わない、その自己中心さはめちゃくちゃカッコイイですし、僕の好きな女性像の一つです。

さらに、「みすずちん(外村美鈴)」は物をハッキリ言います。そこが綾ちゃんとの決定的な違いです。真中のことが好きじゃないからかもしれませんが、きちんとハッキリ言う女性ってかっこ良くありませんか?したいこと、やりたいこと、嫌なこと、好きなことをハッキリ言うのってめちゃくちゃ疲れます。でもそれをみすずちんはしちゃうんですよ。めちゃくちゃ魅力的です。

結局、みすずちんは登場から最後まで一度も報われることなく終わりますが、最終巻に、みすずちんの大学時代を描く番外編があります。そこでみすずちんの良さや魅力が現れていると思います。是非一読いただきたい1本です。

なんにしても、スラっとカッコイイ女性は魅力的ですね。大好きです。

KADOKAWA再編と書籍業界(その1)

KADOKAWAさんがAmazonさんに日販さんを介さずに直接書籍を卸す方針で固まったということで記事に。とその前に、今回の角川書店再編とAmazonとの直接取引について話すために、まずは書籍業界の構造について勉強しましょう。

 
 
俗に業界3社と呼ばれている
「出版社」…集英社講談社角川書店
「取次会社」…日本出版販売、トーハン
「書店」…ジュンク堂紀伊国屋書店など
で書籍業界は構成されています。
 
簡単に言えば
出版社は本を作る仕事
取次会社は本を書店に卸す仕事
書店は本を売る仕事
をしています。
 
重要な書籍の特徴として「書店は書籍を返品できる」という特徴があります。
 
普通、商品というのは消費者から店舗への返品は可能ですが、商品に欠陥があるなどの場合を除き基本的には店舗からメーカーに返品はできないルールです。
ですが書籍はそのルールから逸脱しており、書店からメーカー、つまり出版社への返品(業界用語で返本と呼びます)が可能となっているのです。
 
どうしてこういった特別ルールがあるのでしょうか。それは再販売価格維持制度というルールがあるからです。
 
この「再販売価格維持制度」というのは、商品の価格を値引きして販売してはいけませんよというルールです。
なぜこんなルールがあるのかと言うと…。
例えばこの制度が無ければ書店によっては、売れ残りの本が激安価格で販売されたり、大量に発注を掛ける大型書店ばかりがコストカットが可能になり儲かる構造になってしまいます。
そうなると、本の持つ価値が壊れてしまう。即ち本や文章の文化的価値が損なわれてしまいます。つまり、売れるものが文化の中心となってしまうため、文化の保護のためにこういった制度を設けているのです。
 
この制度があるおかげで日本全国どこでも同じ価格で同じ本を買うことができるのです。
この再販売制度を守らせるために、売れない、売れ残った書籍は出版社に返本するのが可能となっているのです。
 
この返本制度が存在するため、出版社は全国無数にある書店との直接取引が実質的に不可能となり、仲介として取次会社を立て、一括で取次会社と取引を行うことで流通のスムーズ化を図っているのです。
 
大体の書籍業界の構造はお分かりいただけたでしょうか?
次の記事では、今回話題の角川再編とAmazon直接取引について書きたいと思います。
 
 
 

忘れられるアニメ、忘れられないアニメ

 

時代を担うアニメと有象無象のアニメの差とは一体何なのだろうか。否定するわけではないが、話題性が左右すると言ってしまったら今後SHIROBAKOのようなアニメは創出されないのではなかろうか。

SHIROBAKOは当初話題性があったわけではなかったし、徐々に(それこそ「口コミ」で)人気が出てきたアニメだと思う。

面白い・面白くないを評価すべきは本人主観によるものであって然るべきであるが、それが「毎クール数本程度しか見ない視聴者」の評価なのか、「毎クール20本以上見る視聴者」の評価なのかはわからないのである。そういった意味では、まだ私の評価は「数本程度しか見ない視聴者」と比べて有意であると言えると思う。

AKB的販売方法を取った「ラブライブ!」について、「ごちうさ」第1話のニコニコ動画での再生回数がうん百万に到達するとかしないとかについて。そういう事象と面白さに相関関係があるのかと言われれば答えは否だろう。以前も記事にしたが、「ネタ」として取り上げるものをネット時代の若者は欲しているだけであり、それは「佐村河内」だろうと「野々村議員」だろうとなんでも良いのである。

後世に残っていくアニメは話題性の他に必ずどこかで人を惹きつける何かがあるはずなのである。それが何かなのかは分からないが、はっきりと言えることは「一つの『ネタ』として話題性を持つアニメ(の円盤)が売れること自体は評価できない」ということである。

2015年春アニメ、見て欲しい30本、見るべき20本、見なければならない10本

今期のオススメアニメ30本紹介します。太字のものは更にオススメできる20本、太字に下線があるものは必ず見て欲しい10本です。

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(2015年4月12日追記)「電波教師」を外し、「てーきゅう 4期」を加えました

俺物語!!

レーカン!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

パンチライン

シドニアの騎士 第九惑星戦役

浦和の調ちゃん

ガンスリンガーストラトス

放課後のプレアデス

トリアージX

血界戦線

長門有希ちゃんの消失

えとたま

高宮なのです!

てーきゅう 4期

ハイスクールD×D BorN

終わりのセラフ

Fate/stay night Unlimited Blade Works 2ndシーズン

食戟のソーマ

ニセコイ

山田くんと7人の魔女

旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目

SHOW BY ROCK!!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

グリザイアの迷宮/グリザイアの楽園

ハロー!!きんいろモザイク

響け!ユーフォニアム

アルスラーン戦記

電波教師

攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE

プラスティック・メモリーズ

ミカグラ学園組曲

 

以上。

 

「ハルヒ以前」のオススメアニメ

ハルヒ以降、アニメを絵柄で見る・見ないを決める層が出現した。また、放送されているもしくは話題の作品にばかり目を向け、昔の作品を老害と侮蔑する輩までいる。だがアニメは歴史である。以前の作品を知らずして今の作品を理解することは不可能であるとここで定義し、それを証明する作品を以下に紹介することとした。

ハルヒ以降、という言葉については以下記事を参照のこと。

「涼宮ハルヒ」はアニメ市場を変えた - ぼっちの小部屋

 

機動戦士ガンダム(劇場版三部作)

まずはこれを見ないことにはアニメを語る資格はないと私は勝手に思っています。ガンダムという作品が今のアニメ市場を作っているといっても過言ではないし、必ず見て欲しい作品です。できるならばTVシリーズ(全43話)を見て欲しいところですが、如何せん今のオタク層にとって43話というのは長すぎるため、劇場版三部作である「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム哀・戦士編」「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」の3本だけは見て欲しい。可能ならばOVAシリーズにも手を出して欲しいですが、今回は入門編ということで記述を避けることにします。詳しく知りたい方は以下の記事へどうぞ。

【ガンダム】という一テーマ - ぼっちの小部屋

 

新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)

これも入門と呼べる作品。全26話。可能であるならばTVシリーズに加えて「旧劇場版」と呼ばれている「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」を見ていただければと思います。というか、TVシリーズを最終話まで見れば「??????」となること間違いなし、なので必然的に旧劇場版「Air」は視聴することになると思われます。レンタルビデオショップなどで借りれるエヴァ作品として他に「DEATH (TRUE) 2」がありますが、基本的に見なくても構いません。

 

トップをねらえ! -GUNBUSTER-OVA

またGAINAXですが、仕方ないですね。これもロボットものです。OVAで全6話構成。劇場版がありますが、削りに削ってるのでOVAの6話を視聴するべきです。GAINAXらしい作画、GAINAXらしい展開(いや「庵野秀明らしい展開」か?)が楽しめる作品。「トップをねらえ!2」に関してですが、私はあまり好きではありませんでした。ただ、演出などは目を見張るものもあり余裕があれば視聴するべきだとは思います。

 

魔法少女リリカルなのは(1期・2期)

魔法少女物。というよりロリコンもの。現在放送中の「ViVid」や劇場版を含めて全部で6作品あるのですが、視聴をお勧めするのはTVシリーズ「魔法少女リリカルなのは」「魔法少女リリカルなのはA's」のみです。「話数が多すぎるよ」って方は劇場版の2作品「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」をご視聴ください。

 

攻殻機動隊S.A.C(1期・2期・OVA

SF作品。これを昔のアニメと呼べるのかは私自身にも分からないが、見てない層が結構居そうなので紹介。攻殻機動隊と名の付く作品はいくつかあるのだが、主に視聴して欲しい作品はTVシリーズとOVAである。劇場版作品については興味が出れば視聴して欲しいと思う。

 

機動戦艦ナデシコ

こちらもロボットアニメ作品。TVシリーズ全26話。劇場版作品である「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」がありますが、こちらは任意で良いと思います。というのもTVシリーズがふざけすぎており、シリアスな展開が薄かったため、劇場版ではTVシリーズと打って変わってシリアスな展開になっているため評価が別れてしまうからです。

 

カウボーイビバップ

SF作品。TVシリーズ(全26話)+劇場版で構成されますが、劇場版についてはどちらでも良いです。88年放送のアニメとは思えない作品ですね。

 

ローゼンメイデン(1期・2期・OVA

こちらは2013年にリメイクされましたが全く面白さが伝わらなかったですね。2013年のリメイクについてはヤングジャンプ版のアニメ化であり、本来の面白さが損なわれているように思います。おすすめしたいのは1期・2期・OVAである「ローゼンメイデン」「ローゼンメイデン・トロイメント」「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」です。合計26話ですので比較的見やすいかと思います。2013年の(新)ローゼンメイデンについては見なくとも構いません。