waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

合同説明会の意義と価値

就活に関しては「ただなんとなく」とか「周りがしてるから」という理由で合説だとかに参加する学生が後を絶たない。

今年もこの時期になると、大規模な合同説明会へ足を運ぶ就活生の写真を載せて、やれ「冷たい社会」とかなんだと揶揄する記事が出てくる。こういうのは見当違いで、この写真に写ってるような学生は基本的に馬鹿なのである。この時期になって合説なんかに出るのはまだしも、有名な企業とかのブースにばかり足を運ぶのなんて本当に馬鹿だ。

僕の採用された銀行でさえ(メガバンではない)180名しか取らないのに、普通の企業なら100名を当然切るのである。それなのに「自分は受かるかもしれない」と行動をしてもいないのに安易に思い募らせ、わざわざ人の多いブースへ足を運び、話を聞きながら必死にメモを取るのである。どうせ見ないのに。

よく覚えておいて欲しいのは、今更、目的意識無く合説を含め就活をする学生は既に負けているということだ。誰に負けているかと言うと、インターンシップやセミナーなどで既にその企業(行きたい企業)に接触をしている学生にだ。断じて学歴ではない。

合説に目的意識が無いまま行くと、本当に負ける。結果、内定が無くて詰む。

---

と言いつつも、全く何もしてない人が合説にすら行かなかったらそれこそ大変なことになるのは明白なので、就活ブログらしいことも話しておきたい。

 

まず合説に行く目的について

就活をほとんど始めていない学生:どんな業界があるのかを見るため。

割と始めていて、かつ業界も決まっている学生:他の業界を見るため。

以上の二者に別れる。

前者については、時間を目一杯使っていろんな企業を回って欲しい。注意点としてはあんまりたくさん人がいる企業は見ないことだ。そういう企業は所謂人気企業の可能性が高く、先述した通り、自分が内定を貰える確率が極端に低い。つまり倍率が高いのである。そのため、できるだけ人が少なく、時間に大して色々な質問を個別にできる人があまり集まっていない企業から見るべきである。

後者についてもほぼ同様。多分行きたい業界のブースに足を運ぶと思われるが、むしろ逆なのである。「行きたくない」とまでは言わないが、興味が無い企業のブースにこそ足を運ぶべきである。要するに「食わず嫌い」をしないということだ。自分の将来のことなのに、興味が無いからの一点のみで見てもないのに「大したことをしていない」と決めつけるのが最も危険なことは分かると思う。有名企業ばかり受けて、それらから内定がでるのが最も良いが、リスクヘッジとしてそうじゃない企業もできるだけ視野に入れておく事が必要である。一度足を運んでみて、興味が出れば個別の説明会に行けばいいし、やっぱり興味なかったなら行かなければ良いだけである。

合説に行くなら、事前に全ての企業のHPを確認するくらいはして、ある程度回る目星を付けておくくらいはしておきたい。有名企業ばかりにならないように、知らない業種の企業も見る。知らないなら知らないで、「この業界のことがさっぱり分からないです」と聞けば良い(もちろんある程度は調べたうえでだが)。どうせ、採用担当も自分の顔を採用までずっと覚えておくわけがない。覚えてくれたなら別にそれで良いと思うし。気にすることはない。

目的ない就活をしないでください。6月まであと3ヶ月。6月が事実上の内々定解禁と考えると本当に短期決戦です。無駄な時間はありません。ファイトです。