waniwaniの雑記帳

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【アニメ】『ガンダム』という作品を忘れてはならない

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』の興行収入がスクリーンアベレージ(1スクリーンあたりの売上)で567万と大きな数字になった。通常、スクリーンアベレージは100万で好調、200万で大ヒットとされることからも「ガンダム」の人気は見て取れる。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は01年から11年まで「ガンダムエース」で安彦良和によって連載された漫画だ。「THE ORIGIN」ではアニメでは描かれなかった「シャア」の成長や、一年戦争への経緯などを詳しく描いている。

私は「ガンダム」が大好きだ。ガンダムが好きだからみんなにガンダムを見て欲しい。できるなら「宇宙世紀」と言いたいが、絵が古臭いのも承知しているから、とりあえずはSEEDでもなんでもいい。とにかく「ガンダム」という作品に触れてほしいと常々思っている。

だが現実は厳しい。今の10代のうちどれくらいが「ガンダム」を観たことがあるのだろうか。1話、2話くらいならぼーっとテレビをつけていてやってたから観たくらいあるだろう。だが、話の大筋を理解できる程度に「ガンダム」に触れている若者がいるのだろうか。ガンダムという「ロボット」は知っていても、ガンダムという「作品」を知らない人が多すぎるように感じる。私は声を大にして言いたい。「『ガンダム』はロボットじゃない。作品なんだ」と。

今のオタクは変わっている。ガンダムを見ない。ガンダムを見ないことが悪いとは言わないし、そんなことを言える立場ではないことは重々承知している。だが、ガンダムを見ていないのに「オタク」が名のれるのだろうか。

サンライズも頑張っている。ガンダムAGEガンダムビルドファイターズのような若い世代向けの作品を作ったり奮闘していると思う。だがそれが華を咲かすにはユーザー、ここでは若いオタク、の歩み寄りが必要だと私は思う。ガンダムがワンピースのようになるためには、ラブライブのようになるためには、ユーザーによる持ち上げが必要だ。

今回の映画化によって一層「ガンダムファン」が増えることを切に願うばかりだ。