waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

複数内定からの選択指標について

今回は就活を終えようとしている学生向けの記事になります。

きっと「就活を終わろうとしている」ということは、「第一志望(第一志望群)の企業から内定が出た」のでしょう。おめでとうございます、お疲れ様でした。ですがその企業が1社だけではなく、2社・3社とモテモテな君はどうやって自分の就職先を決めるのでしょうか。

本来ならそのランク付けは決まっているべきですが、現在の就活市場・学生市場的にはそういうわけには行かないでしょう。8月から「大手」と呼ばれている一流の中の一流である経団連所属の企業の選考が始まる訳ですからね。今、就活を終えるということは元々そこは見ていないということになります。

8月後半になり、ある程度内々定が出揃った時に企業から言われているのは「内々定を出すから他の企業の選考を終えてくれ」といったことだろう。ハッキリ言うと、これは守らなくても良い。元々、内々定には学生にも企業にも法的拘束力がないのである。企業も内々定は取り消しても良いし、学生も内々定を蹴っても良いのである。

そのため、内々定の段階であれば確実にそれを「蹴って」もいいと私は考えていますし、それはどこのブログ記事でもそう言っていると思います。どちらにせよ労働法的にも内々定拒否によって学生側が有罪になった判例はないため、今のところは大丈夫でしょう。

話がそれましたが、内定を複数持っていて単純にランクで決めるのもまた問題です。私は2社内定を貰いましたが、就職先として決めたのは世間一般的には年収も低く、ネームバリューも低い会社だと思います。

ではなぜそうしたのかというと、単純に出世が難しいと思ったからです。A社は30代年収1000万、B社は600万という数字で、どちらかと言えばA社の方が激務であり転勤地域も多彩(海外に及ぶ)でそのため高い給与という位置づけだったのですが、A社で出世(いわゆる役員及びその下)にいるのはやはり高学歴な人ばかりでした。私は世間的には学歴が高い部類かとは思いますが、それでもMARCHであるため、出世やそれを含めた生涯賃金を考えるならB社で出世を狙った方が賢いと考えました。

就活はゴールではありません。入ってからどうやって自分が上り詰めていくのかなど、具体的なビジョンが見える会社に入るべきだと私は思います。みなさんもよく考えて後悔だけは無いように就職先を選んでくださると幸いです。