waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

教育ママゴン

たまには真面目な話題も。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この知恵袋が話題になってるらしく、ネットニュースにも取り上げられていたので、僕も話題にしようかなと。

私はここまでスパルタというか「(私からすれば)行き過ぎた」教育はされてこなかったのですが、小学校中学年くらいの頃から「塾」とか「習い事」とかを徹底的にやらされていました。

月曜日は水泳、火曜日はパソコン(オフィスの使い方)、水曜日はピアノ、木曜日は習字、金曜日は塾(受験のため)、土日は離婚した父の家に逃げる。この生活を小学生の間はほぼずっと続けていました。

高学年になるにつれ、上達の遅かったピアノを辞め、同様に習字を辞め、塾が増えていき、土日も塾の講習で逃げ場が無くなっていった結果、私自身も成績が下がっていきました。

結果的に、一応「進学校」と呼ばれるような中学・高校(一貫校です)に進学はできましたが、入学してからもこういった教育は続きました。吹奏楽も「成績が悪い(200人中50番以内ではない)なら辞めろ」と言われ、仕方なく成果が上げられなかった私は辞めることを余儀なくされましたし、大学受験が近づくにつれ、どんどん塾や家庭教師の時間が増えていきました。

結果的に、浪人したものの今は一応(世間的には)一流の大学に通っています。でも、「あの時、いやいやでもやらされて良かった」なんてことは思わないのです。

母の教育方法を肯定するわけでも否定するわけでもありませんが、自分の思いをそのまま子に押し付けるやり方はどうなのだろうかと思います。私は(運良く?)小学生時代から勉強をきちんとすればそれなりの成績になったので良かったですが、知恵袋の方のお子さんはそうではないのかもしれません。

私は度々、母親からDVを受けてきました。勉強をしなければ叩かれたり、物を壊されたりなんていうことは当たり前でした。今までに母が真っ二つにした携帯電話は十数台に及びますし、母にガムテープでぐるぐる巻にされたこともありました。それでも私は「子供」でしたから、母の指導を受け入れる他ありませんでした。

とにかく母は「行き過ぎた成果主義」でした。成績が上がれば甘い蜜を吸える、次回はもっと好成績を出さないと怒られる、求められるのは「一位」のみ。とにかく母は「一位」に拘りました。

---

どういう教育が正解なのかは誰にも分からないと思います。先に上げた知恵袋のような教育も間違いではないのかもしれませんし、私の母の教育も間違っていないのかもしれない。「結果的に」大人になって苦労が無いことが正解なのか。それは誰にも分からないのです。

当事者ではない人ならなんとでも言えます。「お前の教育は精神的DVだ」とかなんとか、いくらだって言えますね。でも自分の子が「お馬鹿」だったらどうするのでしょうか。「焦らず勉強しようね~」なんてことでは悠長なのではないかと思うのではないでしょうか。母のようにヒステリックになって「行き過ぎた教育」をしてしまうことも分からないではないのです。そしてその教育が間違っているとも言えないのです。

ただひとつ言えるのは、もう少し子供の立場になって考えてあげたいなということです。可能なら一緒に遊んであげたり、他に夢中になれそうだったり、才能があるだろうことを見抜いてあげたり、色々あると思います。母はそれに関しては周りの子よりも私に配慮してくれたのかなとは思います。

ゆとり教育だとかがもてはやされましたが、結局「個性」が評価される社会にはなりませんでした。評価されるのはとにかく「学歴」や「スキル(医者だとか弁護士)」です。なので、勉強に対してストイックであることは大切であると私は思います。

私は「飴と鞭」で勉強をしてきましたが、それでは多くの人は歪んでしまうと思います。実際私は歪んでいますし。

重要なのは結局「勉強をすること(させること)」ではなく「勉強のやり方(やらせ方)」なのではないかなと私は思います。

以上