waniwaniの雑記帳

自作PC/就活論/労働問題/大学生活/社会問題 などについて書きます

グループディスカッションの覚え書き

グループディスカッション(以下GD)で企業側が(受験者の)何を見ているかについて。

GD中の役割としては、司会進行、タイムキーパー、書記、管理者、意見を言う人(意見者?)がある。今回はそれらについて、1つずつ整理評価していこうと思う。

・司会進行

時間配分や他のメンバーに話を振るなどをして議論の展開を決める役割。表面上のリーダーに近く、やりたがる人が多いが、きちんと全体が見えていなければマイナス評価に繋がりやすい。ハイリスクハイリターン。

・タイムキーパー

僕の思うゴミ役職の一つ。要らない。タイムキープなんてグループ内で各々がすれば良い話だし、時間を忘れるほどヒートアップすることはないんじゃないかなと思う。「じゃあ私タイムキープするね」と言うのは構わないし、それはそれでいいと思うが、結局タイムキープって何?ってなりがちだし、その役職自体に満足してしまって意見が出せなくなることも多い。

面接官はこの役職にはあまり評価をしていない。むしろマイナス面でしか評価ができないため、オススメできない(TKなのに時間をオーバーさせた→マイナス5点のように)。

・書記

出た(出された)意見を配布された紙等に書く係。言われたことを字面通りに書くのではなく、きちんと整理して書く能力が必要。自分だけに分かるではなく、他人が見ても分かるように。ただ、書いてる以上は意見を整理しやすく全体の情報を掴む上では非常に有利な役職。

書記という役職自体は評価されることは少ないが、書記をすることによって生まれる上記のようなアドバンテージで評価に繋がる可能性は高い。情報を把握できることは意見の合理性に繋がり、意見の合理性は論理性に繋がる。当たり前のことを分かりやすく具体的に展開するだけでも一定の評価は得られる。「◯◯さんは△△と仰ってましたが、具体的にはこういうことですか」など単なるオウム返しではなく掘り下げる工夫をすれば高評価に繋がると思います。

・管理者

裏のリーダー的な役割。GDを何度か経験して適切な進め方を把握している人に向いてる。穴を埋める役割を担う。最後の砦であり、非常に重要な役職。私は、この役職に就く(就いている)ことが多く、ローリスク・ハイリターンだなと感じる。

管理者はどの役職でも奪える可能性があり、位置づけとしてもかなり有利。というのも、例えばタイムキープができていなければ「とりあえず時間過ぎてるので一旦切り上げて次に行きましょう」など言えるし、司会進行ができてないなら「◯◯さんはどういう意見ですか?」とか「◯◯さんはこう言ってるけど、そもそも定義付けをもう少しやらないと意見が定まらないね」とか言えるからです。かといって、管理者として評価が上がることはあっても、管理者という役職にはついていない以上、マイナス評価が入ることはグループ全体としてはあっても、管理者個人にはないというところで有利性があります。

・意見者

下々。意見を言うだけ。どれだけ発言したか、有用な意見だったかが重要。頭をフル回転させる必要があります。

良くも悪くも普通と評価されることが多く、初期選考の場合はこの役職でも問題がないと感じる。ただ、チーム全体のレベルが高い場合、有用な意見を言えなければ相対的に評価が下がる可能性は否めない。

 

チームとして、必要なのは「情報レベルを全員で一致させる」ということ。全員が同じ情報を共有して、意見を出しあうということが必要でしょう。遅れ気味の人がいれば、その人にやんわり教えてあげて、ぶっ飛び過ぎの人には諌めてゆっくり分かりやすく発言してもらう。

各々の役割自体に、一定の評価はつくものの一番大切なのは「自分が何をしたか」ではなく「チーム全体としてどれだけ成果をあげられたか」だと思います。自分ばかり意見を言っても、チームである理由が存在しない。「グループ」である以上は、グループとして意見をまとめることが重要です。

良くも悪くも、和が大切で、何事でもそうですが着地点をきちんと持ってからことを運ばせる(運ぶ)ように気をつけることが重要だと感じます。